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2024.08.20

介護職に必要な資格と種類とは?おすすめの資格や取得条件を紹介

介護職に必要な資格と種類とは?おすすめの資格や取得条件を紹介

高齢化が進む日本において、介護職のニーズは年々高まっています。そういった状況の中で、介護職を志す人も多いでしょう。では、介護職に就く際に必要な資格や、持っていると良い資格はあるでしょうか?

この記事では、介護職に必要な資格や種類、取得のための条件などを紹介します。

介護職とは?

介護職とは、高齢者や障がい者の方々が利用する介護施設などで働き、利用者を支える職業です。

介護士として働くためには、資格が必要です。「認知症介護基礎研修」の受講が2024年4月から義務化されました。

しかし、入職から1年間の受講猶予期間があるため、無資格で介護士として働いても、期間内に研修を修了すれば働くことは可能です。

他にも介護に関わる資格はたくさんあり、資格があるとより仕事の幅が広がります。資格を持っていると就職や転職の面で有利ですし、施設によっては待遇や給与が良くなることもあります。

介護職の基本となる3つの資格

介護職に就く際に、まず取得を目指したい基本の資格は下記の3つです。

介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)

介護職員初任者研修は、介護の基礎から応用までを学ぶことができる、言わば基礎の研修です。介護士として働くうえで必要な知識と技術、考え方のプロセスを身につけ、基本的な介護業務を行えることを目的としています。
また、介護職員初任者研修を修了することで訪問介護を行えるようになります。

介護福祉士実務者研修(旧ホームヘルパー1級・介護職員基礎研修)

介護福祉士実務者研修は、前述の介護職員初任者研修からさらに介護提供能力の幅を広げ、より質の高い介護サービスの提供を目指すための研修です。この資格を取得することで、訪問介護事業所で必ず配置される「サービス提供責任者」になることができます。また、国家資格である介護福祉士の受験に必須の資格です。

介護福祉士

介護福祉士は、介護資格唯一の国家資格です。取得することで介護士としての信頼を得られ、介護施設で勤務する場合でも待遇がよくなる傾向にあります。
3年以上の実務経験および「介護福祉士実務者研修」を修了、または、3年以上の実務経験および「介護職員基礎研修・喀痰吸引等研修」を修了することで受験資格を得られます。
※指定の養成施設等や福祉系高校の卒業でも受験資格を得られます

基本の資格3つの比較

  介護職員初任者研修 介護福祉士実務者研修 介護福祉士
受験資格 なし なし 3年以上の実務経験および「介護福祉士実務者研修」を修了、または、3年以上の実務経験および「介護職員基礎研修・喀痰吸引等研修」を修了
取得方法

研修の受講

筆記試験の合格

研修の受講

国家試験に合格

期間 130時間 450時間 年1回、例年1月の筆記試験・3月の実技試験

介護職でスキルアップできるおすすめ資格

ケアマネージャー

ケアマネジャーは、介護を必要とする人と、サービス事業者・施設とを結ぶ「架け橋」としての役割を担う専門職。利用者の方が最適なサービスが受けられるよう、ケアプランを作成し、施設とサービス内容をまとめるのが主な仕事です。
受験資格は下記の3つがあり、他の資格と比較して取得ハードルは高いと言えるでしょう。 ・実務経験5年以上 ・介護支援専門員実務研修受講試験の合格 ・介護支援専門員実務研修の課程を修了
詳しい仕事内容はこちらの記事で紹介しています。

ケアマネージャーとは?仕事内容をわかりやすく簡単に説明!

レクリエーション介護士

レクリエーション介護士は、介護や高齢者に対する基礎知識を持ち、介護の現場で求められている「より質の高いレクリエーション」を企画・提案・実施する資格です。 1級と2級があり、2級は受講に必要な資格はありません。1級は、2級を取得した人が受講できます。

福祉用具専門相談員

福祉用具専門相談員とは、利用者の状態や環境などを考慮し、福祉用具を選定したり、利用計画を立てたりする福祉用具のスペシャリスト。 福祉用具専門相談員指定講習を受講し、修了試験に合格することで取得が可能です。

喀痰吸引等研修

喀痰吸引等研修は、痰の吸引・経管栄養を行うための研修です。 喀痰吸引等研修を受講し、修了試験に合格することで取得が可能です。この研修を修了すると、たんの吸引等の医療行為を行えるようになり、業務の範囲を広げることができます。

障がいや難病の方々をサポートできる資格

ガイドヘルパー

ガイドヘルパーとは、障がいのある方の移動を支援する職業です。通院時などの外出に同行し、サポートを行います。利用者が外出する際には必要不可欠な資格です。 ガイドヘルパーは障害者総合支援法に基づく資格で、従業者の要件は市町村により異なる場合があります。

同行援護従業者養成研修

視覚障がいにより移動が著しく困難なご利用者に対して、外出時に同行して援助を行うための資格です。移動時の補助の他に、代読・代筆、排せつ介助、食事介助も可能です。 一般課程と応用課程があり、一般課程には受講に必要な資格はありません。応用過程は、一般課程修了者、またはガイドヘルパー養成研修視覚障がい課程の資格取得者が受講できます。サービス提供責任者となるためには、一般課程・応用課程両方の修了が必須です。

難病患者等ホームヘルパー

難病で在宅医療を必要としている方に対して、適切な在宅介護を提供するために必要な資格です。研修を受けることで、難病患者等ホームヘルパー養成講座の修了証明書を取得できます。基礎課程 Iと基礎課程 Ⅱがあり、所得している資格によって受講できる研修過程が異なります。

行動援護従業者養成研修

知的障がいや精神障がいの方が行動する際に、移動中の介護などの必要な援護を提供できる資格です。行動援護業務に従事するために必須の資格のため、知的・精神障がいに関わる福祉施設などでニーズが高い資格です。

生活援助従事者研修

2018年4月から新たにできた資格で、生活援助(掃除・洗濯・調理など)を専門に行う人材を確保するための研修です。この資格を取得すると、ホームヘルパー(訪問介護員)として掃除、洗濯、食事の調理・片づけ等の支援ができます。ただし、排泄や食事といった体に直接触れて行う身体介護サービスは業務外です。

参考)厚生労働省「介護職員・介護支援専門員」 

参考)公益財団法人 社会福祉振興・試験センター

まとめ

高齢化が進む中で介護職は需要が高く、未経験からでもなれる職業です。2024年4月から「認知症介護基礎研修」の受講が義務化されましたが、受講猶予期間があるため資格がなくても就職自体は可能です。

とはいえ、介護職には、網羅的に学べる資格から特定業務に特化したものまで、たくさんの資格があります。これらの資格を取得することで仕事の幅が広がり、就職・転職にも有利です。
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