お役立ちコラム
介護職職場の選び方チェックポイント7つ！働きやすい求人を見つけるコツを紹介
介護職に転職するとき、最も重要なのが「職場の選び方」です。
介護施設といってもその特徴はさまざまで、めざす方向性や重視する条件によって、あなたに合う職場は変わってきます。それならば、絶対に失敗しない職場を選びたいですよね。
この記事では、介護職求人の正しい選び方を解説します。適当に職場を選んで後悔しないために、まずはご一読ください。
後悔しない介護職求人の選び方
介護職の就職・転職を成功させるポイントは、自分に合う求人を選ぶことです。「どんな仕事がしたいのか」「将来めざす理想のキャリア」「給与の最低ライン」など、自分の軸を明確にすることで、自信を持って選べるようになります。
希望とマッチする仕事ができるか
あなたが介護の仕事を通して達成したいことはなんでしょうか？ 「利用者様一人ひとりに寄り添いたい」「高度な介護スキルを身につけたい」など、めざす姿を明確にしておきましょう。
また、求人先のサイトをチェックすることはもちろん、口コミサイトの評判もチェックし、自分のイメージと現実のギャップが起きないようにすることが大切です。
給与や福利厚生は納得できるか
いくらやりがいに満ちた仕事でも、給与が安いとモチベーションが下がってしまいます。生活していける給与の最低ラインを設定し、納得したうえで応募するのが良いでしょう。
また、福利厚生もよく確認しておきましょう。スキルアップを応援してくれる資格取得支援制度や、小さな子供を預けられる社内託児所を用意する施設もあります。
ワークライフバランスを整えた働き方ができるか
長く介護職を続けるためには、仕事とプライベートのバランスを整えることが重要です。
給与が高い施設は、労働時間が長いケースが多いため、「家族との時間を確保する」「プライベートの時間をとれる」かも重要なチェックポイントとなります。
介護職の職場を選ぶ際のチェックポイント7つ
介護の求人でチェックすべきポイントは、次の7つです。すべての項目を満たすことは難しいため、自分のなかで「譲れないポイント」を持つことが重要です。総合的に判断したうえで、相性の合う職場を見つけてみてください。
- 応募条件
- 待遇や福利厚生
- 勤務形態
- 仕事内容
- 教育制度
- 職場の雰囲気
- 施設のビジョン
応募条件
応募条件として「経験者のみ」「資格取得者のみ」といった条件付きの場合もあります。この場合、即戦力としての採用が期待されており、入門資格である介護職員初任者研修を取得していれば応募できる求人が多くなります。
しかしながら、介護業界は人手不足のため、未経験者歓迎の施設も多いです。まずは、自分が求人の応募条件を満たしているかしっかりとチェックしましょう。
待遇や福利厚生
給与は介護施設によって異なります。一般的には、特養や老健などの身体介助をすることが多い施設の平均給与が高い傾向にあります。ただし、経験年数や資格の有無によって、待遇は変わるので、入職を決める前に確認することをおすすめします。
勤務形態
フルタイムの正社員で働くほか、派遣、パート、アルバイトなど、勤務形態はさまざまです。夜勤や休日出勤が難しい場合は、日勤のみの職場もあります。
仕事内容
実際に入職した際に、どんな仕事をするのかイメージが湧くようにしておくことは大切です。求人に応募した段階では不明確なので、面接時に分からないことを質問して、疑問点をクリアにしておきましょう。
教育制度
資格取得制度を備えている施設は、職員のスキルアップを歓迎しています。取得のために金銭的サポートをしてくれたり、研修に参加するためにシフトの融通をきかせてくれたりなど、キャリアアップしやすい環境が整っているとベターです。
職場の雰囲気
介護施設のウェブサイトや面接官とのやり取りだけでは、職場の雰囲気はわかりづらいものです。入職したいと心に決めたら、ぜひ職場を見学してみてください。施設の設備や利用者が過ごす様子、介護職員たちが働く様子を見学することで、実際に自分が働くイメージが湧きやすくなり、ミスマッチを防げます。
施設のビジョン
求人先である介護施設が、どんなビジョンを持っているのかを知ることは重要です。ケアの方向性は施設によって異なるため、まずはその施設のウェブサイトで理念を確認しましょう。さらに現状をよく知るためには、職場を見学することをおすすめします。ビジョンを知って共感することで、目的意識を持って働くことができます。
「自分にはどんな職種が向いているか」が気になる方は、介護・福祉のお仕事探しをサポートする「未来ケアワーカー」を見てみてください。さまざまな職種や事業所について、詳しく知ることができます。
介護施設ごとの特徴と選び方
介護施設にはそれぞれ特徴があり、提供するサービスが異なります。「自分はどんな介護がしたいか」で働く介護施設を選ぶことが、失敗しない職場選びのポイントです。
一人ひとりに寄り添う介護ができる施設
利用者に寄り添い、満足してもらえるサービスを提供したいと考えている方は、次の介護施設がおすすめです。
- グループホーム
- 有料老人ホーム
- 特別養護老人ホーム（ユニット型）
- 訪問介護
- 小規模多機能型施設
どの施設も少人数対応ができるため、一人ひとりとしっかり向き合いやすい環境が整っています。
グループホーム
グループホームは、認知症高齢者を対象とした少人数のユニット施設です。ひとつのユニットは9人以下で、施設の入居者は最大27人。入居者の生活援助や身体介助、健康管理、夜間の見守りなどを行います。
有料老人ホーム
有料老人ホームは、高齢者が暮らしやすいように配慮された居住施設です。施設ごとに「食事の内容が充実している」「プールやカラオケがある」などサービスに特色があります。要支援1から要介護5まで幅広く受け入れているため、身体介助による負担が少ない施設もあります。
特別養護老人ホーム（ユニット型）
特別養護老人ホームとは、在宅での生活が難しい高齢者のための入居施設です。ユニット型は10名程度の少人数制で、プライベートを守れる個室となっています。身体介助（食事・入浴・排泄など）、リハビリ支援など、一人ひとりの状態に合ったサービスを提供できます。
訪問介護
訪問介護とは、支援や介護が必要な高齢者の自宅に伺い、生活をサポートするサービスです。身体介助（食事・入浴・排泄など）や家事（料理・洗濯など）を行います。利用者や家族とコミュニケーションを取り、定期的に訪問することで、目の前の利用者としっかりと向き合えます。
小規模多機能型施設
小規模多機能型施設とは、「通い」「訪問」「宿泊」ができるサポート施設です。1事業所あたりの定員は29人、通いは15人以下、宿泊は9人以下と少人数制のため、アットホームな雰囲気があります。
介護スキルが身につく施設
「より高度な介護スキルを身につけたい」「幅広い知識と経験を身につけてキャリアアップしたい」と考えている方は、次の介護施設がおすすめです。
- 特別養護老人ホーム（従来型特養）
- 介護老人保健施設
特別養護老人ホーム（従来型特養）
特別養護老人ホームとは、在宅での生活が難しい高齢者のための入居施設です。従来型は、4人部屋の居室が中心で、大勢の利用者が居住しています。職員たちがチームになって大勢を介護するため、連携がカギとなります。先輩職員から学べる機会も多く、成長スピードが早いです。
介護老人保健施設
介護老人保健施設とは、在宅復帰をめざしてリハビリに力を入れる居住施設です。医師や看護士やリハビリ専門職員など、多職種が連携したサービス提供が特徴となっています。定期的に介護スキル向上のための研修が行われており、向上心の強い方にとって魅力的な環境だといえます。
夜勤がない施設
子育て中の方や、体調面で心配がある方など、夜勤で働くのが困難なケースは多々あります。その場合は、夜勤がない介護施設で働くことをおすすめします。
- デイサービス
- 訪問介護
デイサービス
デイサービスとは、日帰りで身体介助や機能訓練を受けられる施設です。昼食の提供やレクリエーションなども用意されています。基本的には日中のみのサービスですが、「お泊りデイサービス」という宿泊サービスを提供する施設は、夜勤のシフトに入る可能性もあります。
訪問介護
訪問介護は、利用者の自宅を訪問して介護サービスを行います。基本的には日中の訪問ですが、事業所によっては24時間対応を行っており、夜勤が発生する可能性もあります。
まとめ
介護職の職場の選び方は、「自分がどんな仕事をしたいか」「どんな条件を優先するか」で決まります。やりたいこと・やりたくないことを明確化することで、自分に合う職場が見つかるはずです。
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