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【志望動機例文付き!】介護職はブランクが長くても復帰できる?不安を解消する7つの準備ポイント
介護職のブランクが長いと「復帰して仕事についていけるのか」「体力が持つか」「家庭と両立できるか」と不安になりますよね。そもそも仕事をしていなかった期間が長すぎると、転職先が見つかるかも心配です。
この記事では、ブランクが長くても復帰できるかを解説します。あわせて不安を解消するポイントについても詳しく紹介しますので、参考にしてみてください。
介護職はブランクがあっても復帰しやすい理由
結論から言うと、介護職はブランクがあっても復帰しやすいです。長く現場から離れていたとしても、これまでの知識や経験があれば即戦力として重宝されます。なぜなら「介護業界は慢性的な人手不足」「ブランク期間は大きなマイナス評価ではない」からです。
介護業界は人手が足りていない
高齢化でニーズが高まっている介護業界は、常に人手が足りていません。厚生労働省の「令和4年度 介護労働実態調査」によると、人材の過不足を感じている介護施設が約66%もあることがわかりました。65歳以上の職員を採用する施設が約7割、外国人労働者を雇う施設も増えています。未経験でも歓迎する施設が多いです。
そのため、ブランクが長くても即戦力になる介護職員はウェルカムな雰囲気があります。
ブランク期間は大きなマイナス評価にならない
休職した期間が長い場合、転職に不利なのではと思い込みがちですが、一概にそうとは言えません。
たとえば、出産育児など家庭を優先にしたことでブランクがあっても、介護職員としての経験があれば即戦力として歓迎されます。
介護職でブランクから復帰するための準備7つ
ブランク期間が長い場合、いざ復帰となったときに困ることは多々あります。
「仕事内容を忘れてしまった」「体力が追いつかない」「数年前の介護の常識と異なる部分がある」など復帰後に戸惑わないように、前もって7つの準備をしておきましょう。
- 過去の資料やメモを見返す
- 介護制度の改正を確認する
- 新しい知識を身につける
- 体力をつける
- 職場見学をする
- 子供が通う保育所を確保する
- 再就職準備金貸付事業を利用する
過去の資料やメモを見返す
介護職の職員時代に使用していたテキストやメモ、資料があれば見返しておきましょう。業務で重要な内容、注意すべきポイントを思い出すことができ、現場の感覚を取り戻しやすくなります。
介護制度の改正を確認する
介護に関する制度について変更点がないかチェックしましょう。たとえば2021年の改正では「認知症介護サービス提供体制の整備」「データ利活用の推進」「福祉用具レンタル価格の適正化」などの変更がありました。
2024年には過去最大規模ともいわれる法改正が予定されているため、今から内容をチェックしておくことをおすすめします。
参考:介護保険法
新しい知識を身につける
最新の介護の知識や技術を身につけるため、介護セミナーに参加するのもおすすめです。
地域や民間の講習会は多数開催されており、復職前に学ぶことで、新たな発見が得られるだけでなくモチベーションも高まります。また、介護関連のウェブサイトを日頃からチェックすることで、介護職に復帰したときに役立つ情報を得られます。
体力をつける
長くブランク期間がある場合は、体力が落ちている可能性が高いです。復帰前に体を動かす習慣をつけておくと良いでしょう。
ポイントは簡単な運動を継続することです。家の周りのウォーキングや階段の昇降運動など、毎日決まった時間に行ってみてください。また、質の良い睡眠と栄養バランスの良い食事をとることも体力アップに有効です。
職場見学をする
介護職に復帰する前に、働く施設の職場見学ができるとベターです。実際に利用者やそこで働く介護職員たちを見学することで、職場の雰囲気がつかめます。自分がイメージしていた通りの働き方ができそうかを判断する材料になりえるでしょう。職場見学は、転職先を決める前に行うことをおすすめします。
子どもが通う保育所を確保する
小学生以下のお子さんがいる方は、預け先の保育所を確保しておきましょう。認可保育園の申請に落ちた場合は、認可外保育園や小規模保育園などの選択肢もあります。また、託児所を設置する介護施設も狙い目です。
再就職準備金貸付事業を利用する
再就職するための出費に悩んでいる方は、「再就職準備金」の活用を検討してみてください。
この制度を利用すると、介護職で働いた経験のある人が再び介護職に就いた場合、再就職にかかる必要な費用を最大40万円、無利子で借りられます。また、準備金を受け取った後、介護職員として2年間勤務すると返済が全額免除されます。
【再就職準備金の対象】
- 説明会や面接会場に行くまでの交通費
- 説明会や面接を受けるための宿泊費
- 履歴書に添付する証明写真代 など
介護職で復帰をめざすときはどんな職場がいい?
介護職に復帰する際、自分に合う職場を選ぶことが重要です。ブランク明けからの復帰に理解があり、柔軟な働き方を選べる施設が良いでしょう。また、面接時から気になることは徹底的に聞いておきましょう。
以下のような職場がおすすめです。
- ブランクに理解がある職場
- 子育てに理解がある職場
- パートや派遣で働ける職場
ブランクに理解がある職場
ブランクがあっても歓迎してくれる職場は、介護職員同士でサポートし合う体制が整っていることが多いです。ブランク明けで介護職に復帰する場合、仕事に慣れるのに時間がかかりやすいですが、周囲の助けを得ながら仕事ができるので働きやすいでしょう。
子育てに理解がある職場
介護職にブランクがある理由の一つに、出産・育児があります。復帰後も子どもの急な発熱やケガなど、イレギュラーな事態で仕事を休まなければならないことは多いものです。
そんなときでも、育児経験をもつ職員が多い職場であれば、シフトを代わってもらいやすいです。
パートや派遣で働ける職場
フルタイムで働くのが難しければ、パートや派遣社員として時短で働くのも手です。子育てを理由に時短を希望する場合は、面接時に家庭と仕事を両立できるような働き方を相談してみましょう。
ブランクから復帰するときの介護職志望動機の書き方
介護職はブランクがあっても復帰できる職種です。しかし、面接では「なぜブランク期間があったのか」を正直に説明する必要があります。
面接時、介護職に復帰する理由を聞かれたときの答え方
介護職に復帰する理由は、必ずポジティブな内容を伝えてください。一見ネガティブと思える理由であっても、伝え方によっては前向きな理由と捉えられます。
ブランクから復帰する際の志望動機の例文
ブランクから復帰する際、履歴書に記載する志望動機には工夫が必要です。ブランクの理由を明確にしたうえで、自分のスキルや強みを伝えましょう。
【志望動機の例文】
利用者様に寄り添う訪問介護をしたいと考え、求人に応募しました。私は以前、訪問介護ステーションに3年間勤務した経験がありますが、出産を機に退職して現在は主婦をしております。ブランク期間中は子育てと並行しながら、介護関連のセミナーに参加し、業界の新しい知識に関する学びを得るようにしてきました。今後は実務者研修の資格取得をめざして専門性を高めたいと考えております。採用していただけましたら、即戦力として貢献できるように尽力いたします。
まとめ
介護職はブランクがあっても復帰しやすいですが、復帰後の仕事をスムーズにするためには準備が大切です。また、働きやすい職場選びが重要になりますので、ミスマッチが起こらないようにしっかりと応募先について調べましょう。
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